庚申の日は60日に一度めぐってくる

庚申(かのえさる)の日は、干支の組み合わせで決まります。

十干(10種類)× 十二支(12種類)
   ↓
60通りの組み合わせ
   ↓
60日で一巡する

1年は約365日なので、庚申の日は年に6回前後です。


「庚申の年」もある

同じ組み合わせは、年にも当てはまります。

庚申の年 … 60年に一度

庚申の年には、庚申塔(こうしんとう)の造立が集中する傾向があるとされています。

・節目の年として意識された
・塔に刻まれた干支が「庚申」になっているものが目立つ

→ 庚申塔に刻まれた文字を読む


還暦と同じ理屈

60という数字は、日本の暦のあちこちに出てきます。

還暦(かんれき)… 60歳。生まれた年の干支に戻る

十干10と十二支12の最小公倍数が60なので、 日・年・時のどれに当てはめても60で一巡します。


年に6回という頻度

これが庚申待の性格を決めています。

・毎月ではない(負担が重すぎない)
・年に1回でもない(間が空きすぎない)
・年に6回前後 = 2ヶ月に1度くらい

集まりの頻度として、ちょうどよかったと考えられます。

月待(二十三夜など)は毎月なので、 庚申待のほうが間隔が長いことになります。


「三年三ヶ月」という区切り

庚申塔を建てる区切りとして、広く伝わっています。

三年三ヶ月 = 18回
  60日 × 18回 ≒ 1,080日 ≒ 約3年

ただし地域差があります。 このサイトでは断定しません(articles.md 方針④)。


今年の庚申の日は

このサイトでは具体的な日付を書きません。

理由:
 ・暦の計算方法に複数の流儀がある
 ・間違えた日付を書くと、そのまま流通してしまう

調べるなら、暦の専門サイトや暦注が載ったカレンダーが確実です。


「庚申」がつく日以外の行事

同じ形の行事が他にもあります。

・甲子(きのえね)待 … 大黒天を祀る。60日に一度
・巳(み)待     … 弁財天を祀る
・日待(ひまち)   … 日の出を待つ

どれも「特定の日に集まる」という形をしています。

庚申待は、その中でもっとも広く行われたものとされています。


まとめ

  • 60日に一度めぐってくる。年に6回前後
  • **庚申の年は60年に一度。**この年に造立が集中する傾向があります
  • 還暦と同じ理屈(十干10と十二支12の最小公倍数が60)
  • 年6回という頻度が、集まりとしてちょうどよかったと考えられます
  • 月待は毎月。庚申待のほうが間隔が長い
  • **三年三ヶ月(18回)**が建塔の区切りとして広く伝わっています
  • このサイトでは具体的な日付を書きません(暦の流儀が複数あるため)

関連